旬の竹の子と山登りの法則
みなさんこんにちは。
ここ数日気温も低く、場所によっては雨が降ったりと天気の悪い日が続いていましたが、やっと暖かく、むしろ暑いくらいで場所によっては30℃と夏日となった地域もあったそうで、、、
釣りに行けず、夏枯れシーズン到来されたら嫌ですね。
さてみなさん、山菜取りには行った事があるでしょうか?
行者ニンニク・フキ・ウド・竹の子とこの時期でしか味わえない山菜が沢山存在します。
その中でも今がシーズンの竹の子を採ってきたので以下のように記載していこうと思う。
①竹の子とは
②竹の子の生息
③竹の子の栄養
④竹の子料理
⑤山菜採り注意点
①竹の子とは
一般的に孟宗竹と言われる竹の子が主流であり、お菓子のたけのこの里のような形をイメージされる方が多い。だが孟宗竹は北海道では私の知る限り採れないと思います。
北海道では曲がり竹(姫竹)や淡竹がよく採れるわけだが筆者は曲がり竹しか採った経験がない。時期としては5月中下旬から6月中旬くらいがハイシーズン。
特徴としては先は柔らかく、根の方は硬く少し繊維感が強い。そのため竹の子を採る際に根本までごっそり採ってしまうと後々の処理でゴミが増えるだけなので、ある程度大きさを見て採る長さを調整すると良い。
また山のルールとして、必要な分だけ採ったり全部採らずに少し残しておくといった暗黙のルールがある。その場所を大事にすることで次のシーズンもまた山菜を楽しむ事ができるからだ。
②竹の子の生息
山菜採りはよっぽどの事がない限り、具体的な場所を他者に教えることはないため、これから山菜採りをしたいと言う人にはハードルが高い。また若い人達は特に周りに山菜採りをしている知人も少なく、情報収集もままならないと思う。筆者は仕事柄、比較的高齢の方と接する機会が多い。高齢の方は山菜採りをしながら育った方が多く、色々な場所を知っている方が多い。なので色々と情報収集をさせて頂いている。
では、そういう機会がない人に少しだけ秘密を教えてあげたいと思う。
それはズバリ、笹の高さと太さです。
山道や田舎に行くと良くある笹だか、笹があればどこにでも生えている訳ではない。
少しわかりにくいが、この笹は良くある高さと太さで膝や腿くらいの高さが多い。
だが竹の子採りはとても過酷と言うのを聞いた事はないだろうか?この程度の大きさなら過酷な訳がない。
ではこちらはどうだろう?
2mを超えており、一本一本が太く硬い。もちろんシナリも強い。このような立派な笹の下に竹の子は生えている。
そしてこんな笹が生茂る山を登る事で竹の子を手に入れる事ができるのだ。なので、お裾分けで竹の子を貰った人は「少ないなー」ではなく、心から労ってあげてください。また、お裾分けは一回の食事分程度をあげるだけで十分なのであまり考え過ぎなくても大丈夫です。それだけ季節の物は貴重なのです。
色々なところを探して自分の畑を見つけて行く楽しさもありますね。
③栄養
主に食物繊維であり、快便に良い。その他ビタミンB、C、K、葉酸などのビタミン類、カリウムが含まれているが栄養豊富と言うわけではない。また、アクもあるため食べ過ぎ注意。
④竹の子料理
竹の子ご飯や味噌煮や煮物など色々な食べ方があるが、筆者は竹の子が採れた時に必ずする食べ方がある。それは湯がきたてを七味入りマヨ醤油で食べる方法だ。
めっちゃシンプル、めんどくさがり?など思う人もいるでしょう。言いたい事はわかります。ですが、一回やってみてください。シンプルイズベスト!これを知ってしまったらやめられなくなる!あとは湯がかずにそのまま炭火やグリルで焼いた物に醤油を少々垂らす。それだけでお酒の肴になる。焼いた竹の子と日本酒の写真だけで映えます!是非色々な食べ方があるのでやってみてください。
⑤山菜採り注意点
ダニや虫から身を守るタオルやナイロン生地の上下や長靴や手袋。あると便利なリュックや熊対策の笛や爆竹など。
場所によっては沢山竹の子が生えており夢中になりますが、自分が来た方向だけは忘れないようにしてください。毎年遭難者や死者が出ていますのでご注意を。