食事と睡眠の法則③
以前の記事では食事について、おすすめの栄養素について触れさせていただいた。
今回は第3弾の睡眠について記載していこうと思う。
皆さんはぐっすり眠れていますか?釣りの遠征に行った時に車中泊をするなんてこともあると思う。その際、いつもより長く寝たのにスッキリしないし眠たい。または少ししか寝ていないのになんだかスッキリとして調子が良いなんて経験をした事はないだろうか。その時の睡眠次第で次の日の釣りや帰宅後の疲れ具合も変わってくると思う。
ではなぜ睡眠時間に関係なく感じ方が違うのか。それは人の睡眠のサイクルが大きく影響している。つまりそのサイクルを上手く利用することができればスッキリしない朝ともさよならする事ができ、気持ちよく釣りに没頭することができる。
そもそも人は何故寝る?と聞かれて答えられる人は何人くらいいるだろうか。
覚醒時の際、脳は常に上下左右で電気信号を送り合い、発火し、様々な情報の処理を行っている。常に稼働し続けると言うのはとても疲れるもの。
釣りで言うと朝から晩まで常にほぼフルキャストをし続けなければならないのと同義と言っても過言ではない。想像しただけで疲れますね。
我々アングラーは朝・夕まずめは別だが水分補給など休憩する時間も気持ちがよく必要な時間ですよね?
それと同じように、脳にもお休みが必要と言うわけだ。
すなわち眠る(睡眠)とは、脳の疲労回復の為に必要な事象なのだ。
もちろん魚も睡眠の長さは異なるが必ず眠り、日中活動する魚から夜行性の魚が存在する。ターゲットの魚種によって釣行の時間帯が変わり、時間帯によってはある程度魚種を絞ることができる。
では少し脱線してしまったが、睡眠についてもう少し深く記載していこう。
皆さんはレム睡眠とノンレム睡眠という言葉を聞いたことはあるだろうか?
レム(Rapid Eye Movement)睡眠とは眠りが浅く、眼球が上下左右に動き、夢を見るのが特徴的な睡眠である。
一方ノンレム睡眠とは深い睡眠状態であり、脳細胞の活動が低下し、脳と身体を休ませる事が出来る睡眠である。
個人差はあるが大体90分周期でレム睡眠とノンレム睡眠が交互に訪れる。はじめに眠りに着くと深い睡眠、つまりノンレム睡眠に入る。その後約90分程後で浅い睡眠であるレム睡眠へと移行していく。人の睡眠時間としてはこの周期が4回、つまりは6時間程度眠ると良いとされている。一方で3時間程の睡眠で脳に必要な睡眠を取れるとも言われている。どちらもレム睡眠時の起床が重要である。朝まずめの少し前の4時には起きたいという人がいれば22時もしくは1時くらいに眠れると比較的スッキリと起きる事ができる。その時の体調や疲れ具合などで睡眠時間を変えてみるのも良いかもしれない。
計算してアラームをセットするのも良いが、今は様々なアプリがあるので、快眠と検索すれば色々あるので是非試してみて欲しい。(一部おすすめ)
では、最後に睡眠の質を上げるものについて挙げていく。
①ハーブティー(カモミールティー)
抗ストレス、抗不安、安眠効果があり、鎮静と弛緩の効果もあるとされている。温かいカモミールティーを飲む事で日々の疲れを癒しリラックスすることで良い睡眠が取れる。
②くるみ
快眠ホルモンと言われているメラトニンを生成するのに必要なトリプトファンが多く含まれている。他バナナにも含まれる。就寝する1〜2時間前くらいの摂取が理想。
睡眠は疲労の回復とは別に健康、美容、記憶の定着など色々な利点がある。
睡眠をコントロールしてより質の高い生活を送りたいものだ。