アキアジのぶっ込み仕掛けはこう作れ!
今回は北海道の夏から秋にかけて釣れるアキアジのぶっ込み仕掛け(投げ仕掛け)の作り方を紹介していきたいと思います。
この作り方はぶっ込みで年間100本以上釣り上げる鮭釣り歴50年以上の私の師匠直伝の作り方です。みなさんも参考にして見てください。
実際、仕掛けのアレンジの仕方はたくさんありますので、色々と組み合わせて自分のオリジナルを作っていくと、釣りが楽しくなっていくかと思います。
余談ではありますが
釣り場へ行くと「その仕掛けの作り方はだめだ。」などと行ってくる長老が大体います。笑
その際は「へー、こんな作り方もあるんですね。勉強になります。」などと言っておけば嬉しくなって、そこの釣り場でのタナや鮭の通り道など教えてくれるのでいいかと思います。笑
では本題に入ります。
使うもの
左上からペンチ、20号のライン、100均の自転車コーナーにあるゴムチューブ(虫ゴムとかいうのかな?)、針、たこ、ビーズ、サルカン、ビーズ、発砲フロート、蛍光チューブ。
ラインが20号は少し太めです。私がよく行く釣り場はテトラポットが多いのでスレて切れないように太めにしてますのでそういうところではないという方は16号とかでもいいのかもしれません。
プラスYピン。(用意するの忘れてました。)
ではコレらを使って、仕掛けを作っていきます。
ハリスの作り方
まずはラインと針を結んでいきます。
内かけ、外かけどちらでもいいです。私は内かけで結んでます。
念のため結び方はこちらを参照ください。
針に結ぶ際にラインはロールからまだ切らないでください。切ってしまうと万が一失敗した際に失うラインの量が多くなり、勿体無いです。加えて後からハリスの長さを決めれるのでとてもいいことだらけです。
次にこの結び目に2センチくらいに切った蛍光チューブを被せていきます。
この際にかなりきついので軽く舐めるなど湿らせることでスムーズに入っていきます。
※針が手に刺さらないように注意してください。私は子どもが使わなくなったプレイマットを小さく切って被せてます。
ここでようやくラインを切ります。長さは行かれる釣り場にもよりますが、おおよその完成形を40センチくらいを目標にして、50センチくらいで切っておきましょう。
次は発砲フロートを切って、加工をしていきます。
発砲フロートは30センチで売ってましたので今回は6センチ×5本でやっていきます。
切った断面はビーズのハマりがいいように真ん中をカッターなどで削ります。見栄えも良くなります。
コレを上下両方とも見えにくいですが、このように削ってください。
削り終わりましたら、以下の写真の順でハリスに通していきます。
たこ→ピーズ→フロート→ビーズ
このビーズは釣具屋さんでも売ってますが、とても高いです。釣具屋で買ったものは確かに浮力が大きいのですが、100均のビーズでも代用できます。今回のも青い方は釣具屋で購入したものですが、下の緑の方はとても安いやつです。
次はコレを締め込んでいきます。
先ほどの自転車コーナーに売っていると紹介した虫ゴムを5ミリくらいに切って、1回転。
さらにもう1回転。
計2回転させます。1回転だと釣りをしているうちにズレてきてしまうので私は2回転させております。
2回転させたら両端を引っ張りビーズ側に寄せていきます。
ビーズ側に寄せてこの写真でいう青いビーズを持ってピンっとまっすぐになればオーケーです。虫ゴムにさらに蛍光チューブを3ミリくらいに切ったものをかぶせればハリスはほぼ完成です。
最後にサルカンに結んでいくのですが、蛍光チューブを2.5センチくらいに切ったものを予め通しておきます。サルカンを結んだところに被せます。
この一手間を加えることで海藻などのゴミが結び目に絡み付くのを防止できます。
コレで完成!!
ここで疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
「発砲フロートにキラキラのシールは貼らないの?」
いい質問です!!笑
市販の完成したぶっ込み仕掛けはキラキラとしたシールが巻かれておりますが、ここ数年のアキアジ釣りはこの何も巻かない真っ白がいいと言われているのです。(私が通っている地域だけかもしれませんが)嘘のようなほんとの話です!
幹糸の作り方
最後は幹糸の作り方です。
こちらも先ほどと同様にロール状態からまだ切らずに1つ目のサルカンを結んでください。
サルカンを結んだら1mほどにカット。
結び目に蛍光チューブを被せ、
Yぴんとビーズを通します。
そこから40センチほどのところにビーズを先ほどと同様に2回転で固定していきます。
そして蛍光チューブを通して、サルカンに結ぶ。サルカンに蛍光チューブを被せれば完成!!
で、先ほどの仕掛け部分と組み合わせるとこうなります。
市販の仕掛けは Yピンと仕掛けの連結は直結されているのですが、サルカンを使うことで仕掛けの交換がとても楽になりますし、万が一隣の方とお祭りしてしまった際はこのサルカンを外してからラインの絡まりを解くことでとても簡単に解す事ができるのでおすすめです。
完成したものはジップロックに入れてタックルボックスへ!
以上です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
風の抵抗を少なくし、飛距離を稼ぐためにYピンを使わず小さめのスイベルで繋ぐ方や、タコの頭に小さいビーズを入れたり、ビーズも100均のウッドビーズを使ったり(木製なのでプラスチックビーズより浮力がある)私も釣り場でいろんな仕掛けを見てきました。
皆さんも是非この機会に自分オリジナルの仕掛けを手作りしてみてはいかがでしょうか。自分の作った仕掛けで連れたときには嬉しさがコレまでの倍以上です!